ABOUT
2017年3月
創業から107年に渡り この地で愛されてきた銭湯【花の湯】が 惜しまれつつ その歴史に幕を下ろしました。唐破風の押し出しがある伝統的な宮造りの建物で街のシンボルでした。 板橋は歴史深い地域にも関わらず価値あるものが無作為に消えていきます。本来まちに必要なコミュニティや板橋らしさも同時に失いながら。二度と等価では戻らないことが沢山含まれています。
今ある価値を大切に、今は価値の無いものでも見立てを変えて面白がり再定義する。そんな想いを持つ人々と有機的に繋がり関わり知れる環境を先ずはつくりだすこと。無くす前に”選択枠”をつくるアイデアを、プロセスを生み出す環境をつくりたい。
そんな想いから輪が広がり、 異なる職能と経歴を持つ者が集まり、株式會社向こう三軒両隣として動き出しました。事業という手段で持続的に街をより良くしていくチャレンジとして。流れを止めるのでは無く、流れと共に面白がっていくスタンスで。新しいものをつくることを否定するのでは無く、何を残すべきで何を新しくサイクルすべきか。みんなで輪になって考えられる時間をつくり出せば、きっと選択枠が生まれるはず。
僕らがやりたい事。
板橋宿を中心に遊休不動産や歴史的建造物を使い、人の関係性をより良くしていくこと。地域には沢山の考えの人がいます。その異なる価値観は人と人では混じり合わなくても、場やコトが包み込んでくれる可能性に秘めています。リノベーションやその他取り組む事業は全てその為の手段。だから僕らは「無ければつくり、機能していなければ直し」それを繰り返し続けます。その過程すら楽しんでいける仲間の輪を広げていくのが願いです。